QUAD-CAPTURE Control Panel の使い方

プリアンプを設定する (PREAMP)
設定 説明
LO-CUT 入力のロー・カット・フィルターを有効にします。カット・オフ周波数は100Hz です。
PHASE 入力信号の極性を反転します。
SENS 入力信号のゲインを0 ~ 54dB の範囲で調整します。0.5 dB単位で調整します。
入力ゲインを変更すると、本体の入力レベル・インジケーターも変更されます。
コントロール・パネルから入力ゲインを変更すると、[AUTO-SENS]ボタンが点灯します。([SENS 1L]つまみや[SENS2R]つまみと異なる設定になったことを示しています。)
AUTO-SENS AUTO-SENS 機能をオン、オフを切り替えます。
[AUTO-SENS]をクリックすると、本体の[AUTO-SENS]ボタンの点灯と消灯が切り替わります。
コンプレッサーを設定する (COMPRESSOR)
設定 説明
GATE 設定値(dB)以下の信号をミュートします。
BYPASS オフにすると、コンプレッサーが効きます。オンにすると、コンプレッサーは効きません。
THRESHOLD コンプレッサーの効果がかかる信号レベル(dB)を設定します。
RATIO オーディオ信号を圧縮するときの圧縮比を設定します。
ATTACK 入力レベルがスレッショルド・レベルを超えてから、コンプレッサーが効き始めるまでの時間 (msec) を設定します。
RELEASE 入力レベルがスレッショルド・レベルを下回ってから、コンプレッサーが切れるまでの時間 (msec) を設定します。
GAIN コンプレッサーの出力レベル (dB) を調節します。
LINK ステレオ・リンクをオンにすると、INPUT 2R のコンプレッサー設定が、INPUT 1L と同じ設定になります。
インプット・ミキサーを設定する (MIXER)
設定 説明
INPUT 1, INPUT 2, COAX(3/4) INPUT 1L 端子、INPUT 2R 端子とCOAXIAL IN (3/4) 端子から入力されるオーディオ信号のモニターレベルを調節します。モニターレベルを調節しても、録音レベルには影響しません。
サンプリング周波数を設定する (SAMPLE RATE)
再生するオーディオ・データ、または録音するときのDAW の設定によって、QUADCAPTUREのサンプリング周波数は自動で切り替わります。
しかし、QUAD-CAPTURE のサンプリング周波数を手動で切り替えることもできます。SAMPLE RATE の ▼ をクリックし、別のサンプリング周波数をクリックします。この場合は、DAW のサンプリング周波数も変更する必要があります。
再生や録音しているときやCOAXIAL IN (3/4) 端子に機器を接続しているときは、サンプリング周波数を変更することはできません。
サンプリング周波数が切り替わったとき、小さなPOP ノイズが乗ることがありますが、故障ではありません。
別のデジタル機器に同期しているか確認する (CLOCK)
QUAD-CAPTURE コントロール・パネルのCLOCK で確認することができます。
表示 説明
INTERNAL QUAD-CAPTURE の内部クロックで動作しています。
EXTERNAL COAXIAL IN (3/4) 端子に入力されたデジタル信号に同期して動作しています。
COAXIAL IN (3/4)からの入力を設定する
デジタル入力を受信するかしないか設定することができます。
  1. 「デバイス」メニューから[デバイスの設定]を選びます。
  2. 「DIGITAL IN」から、AUTO かOFF か選びます。
表示 説明
AUTO COAXIAL IN (3/4) からのデジタル信号を受信します。
QUAD-CAPTURE はデジタル入力に合ったサンプリング周波数に設定されます。
OFF COAXIAL IN (3/4) からのデジタル信号を受信しません。
COAXIAL OUT (3/4)端子から出力する音を設定する
COAXIAL OUT (3/4) 端子から出力される音を、パソコン(WAVE OUT 1-2、WAVE OUT 3-4)からの音にするかダイレクト・ミキサー (DIRECT MIX)からの音にするか選ぶことができます。
  1. 「デバイス」メニューから[デバイスの設定]を選びます。ダイアログが表示されます。
  2. 「DIGITAL OUT」のドロップダウンリストよりどの音を出力するか選びます。
サンプリング周波数が192kHz で動作しているときは、COAXIAL OUT (3/4) 端子から音は出力されません。
AUTO-SENS の設定方法を替える
AUTO-SENS の設定時間を変更できます。AUTO-SENS の設定時間の間に入力された最大音量に合わせて録音レベルが設定されます。
  1. 「デバイス」メニューから[デバイス設定]を選びます。
  2. 「AUTO-SENS」から、AUTO かMANUAL か選びます。
表示 説明
AUTO [AUTO-SENS]ボタンを押して一定時間入力が無い場合、自動的にAUTO-SENSの設定を終了します。
MANUAL もう一度[AUTO-SENS]ボタンを押さなければAUTO-SENS の設定は終了しません。
設定の保存と読み込み
QUAD-CAPTURE コントロール・パネルでは、現在の設定をファイルに保存したり、保存した設定をファイルから読み込むことができます。保存される設定は、以下のとおりです。
設定を保存する
  1. 「デバイス」メニューから[設定を保存する]を選びます。
  2. 保存するファイルを指定します。
設定を読み込む
  1. 「デバイス」メニューから[設定を読み込む]を選びます。
  2. 設定を保存したファイルを指定します。
設定を初期化する
QUAD-CAPTURE では、設定を初期化することができます。
  1. 「デバイス」メニューから[初期設定に戻す]を選びます。
    確認画面が表示されます。
  2. 初期化を実行するときは[OK]を、初期化を中止するときは[キャンセル]をクリックします。
信号の流れを確認する
ブロック・ダイアログを見て、信号の流れを確認することができます。
「デバイス」メニューから[シグナルフローを表示]を選びます。
ドライバの設定を確認する
ドライバの設定の変更や確認をすることができます。
「ドライバ」メニューから[ドライバの設定]を選びます。
コントロール・パネルを最前面に表示する
QUAD-CAPUTRE コントロール・パネルを常に最前面に表示することができます。
「ドライバ」メニューから[常に手前に表示]を選びます。
コントロール・パネルのバージョンを確認する
バージョンを確認することができます。
「ドライバ」メニューから[バージョン情報]を選びます。

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